トラリピEAを稼働させるVPSでやるべきポイント【軽量化編】

5.0
副業

EAを稼働させるVPSで設定するべき項目として軽量化

 

すーさん
すーさん

現職がインフラ系エンジニアなので得意分野です

 

 


当サイトで提供しているトラリピ型EA(トラリピやループイフダンなどと同じ仕組み)のLoop S3 Proはトラップを多数配置し、細かく利益を積み重ねる仕組みであるため、EAを稼働させるMT4が落ちてしまったり、反応が遅くなってしまっては、期待値が落ちてしまいます。

また、MT4を稼動するVPSを提供しているサービス側の障害、メンテナンス等により再起動されてしまうこともあります。

そのような状態で取引ができない状況をなるべく避ける方法を今回はご紹介していきます。

VPSをゲットする

まだVPSを持っていない人もいるかもしれませんので、おすすめのサービスを紹介しておきます。

既に保有している場合は不要ですので飛ばしてください。 お持ちでない方は安定性、スペック、コストどれをとっても優秀ですので、東証一部のGMOインターネットが提供する「お名前ドットコム」のVPSをお勧めします。

 

VPSを軽くする

MT4はWindowsで稼働する取引ツールです。

Windowsを軽くすることで、MT4がなるべく快適に動ける環境を整えましょう。

 

不要なサービスを停止する

Windowsでは、使い場面が限られるサービスが多数存在します。

特にEAを稼働させることに限定した場合に不要なサービスを挙げていきます。

オススメVPSで記載した、お名前ドットコムのFX専用VPSをベースに説明します。もともとFX専用というだけあって、無駄なサービスは多くありませんので初心者向けです。

 

サービスの停止と無効化する方法

「スタートメニュー」→「Windows管理ツール」→「サービス」を起動します。

これから記載していくサービスが「実行中」となっている場合、右クリックし「プロパティ」を開きます。

「停止」をクリック後、「スタートアップの種類」を「無効」に設定します。

 

EAを動かすVPSで無効化を推奨するサービス

私のVPSはお名前ドットコムのFX専用VPSですが、OSはWindows Server 2019です。

稼働しているサービスを除いた停止状態のサービスを一覧化しました。

現状MT4でEAを稼働させている状態で問題は起こっていませんので、できる限りCPUとメモリのリソースを空けるため、稼働しているものがあれば停止してみてください。

特にスタートアップの種類が無効になっているものは、動いていたものを停止したサービスが多いので、そちらだけチェックしてみてもよいと思います。

名前状態スタートアップの種類
ActiveX Installer (AxInstSV)無効
Certificate Propagation無効
Connected User Experiences and Telemetry無効
DevicePicker_2393f無効
Distributed Link Tracking Client無効
Distributed Transaction Coordinator無効
Downloaded Maps Manager無効
Geolocation Service無効
GraphicsPerfSvc無効
Internet Connection Sharing (ICS)無効
Link-Layer Topology Discovery Mapper無効
Microsoft App-V Client無効
Net.Tcp Port Sharing Service無効
Offline Files無効
OpenSSH Authentication Agent無効
Phone Service無効
Routing and Remote Access無効
Sensor Data Service無効
Shared PC Account Manager無効
Smart Card Device Enumeration Service無効
SSDP Discovery無効
UPnP Device Host無効
WalletService無効
Windows Audio無効
Windows Audio Endpoint Builder無効
Windows Insider サービス無効
Windows PushToInstall サービス無効
Windows Search無効
Windows モバイル ホットスポット サービス無効
タイム ゾーンの自動更新機能無効
デバイス管理ワイヤレス アプリケーション プロトコル (WAP) プッシュ メッセージ ルーティング サービス無効
ユーザー エクスペリエンス仮想化サービス無効
支払いおよび NFC/SE マネージャー無効
無線管理サービス無効
AllJoyn Router Service手動 (トリガー開始)
Application Identity手動 (トリガー開始)
Application Information手動 (トリガー開始)
AVCTP サービス手動 (トリガー開始)
Bluetooth オーディオ ゲートウェイ サービス手動 (トリガー開始)
Bluetooth サポート サービス手動 (トリガー開始)
Client License Service (ClipSVC)手動 (トリガー開始)
Delivery Optimization手動 (トリガー開始)
Device Association Service手動 (トリガー開始)
Device Install Service手動 (トリガー開始)
Device Setup Manager手動 (トリガー開始)
DevQuery Background Discovery Broker手動 (トリガー開始)
Encrypting File System (EFS)手動 (トリガー開始)
Function Discovery Resource Publication手動 (トリガー開始)
Human Interface Device Service手動 (トリガー開始)
HV ホスト サービス手動 (トリガー開始)
Hyper-V PowerShell Direct Service手動 (トリガー開始)
Hyper-V Time Synchronization Service手動 (トリガー開始)
IKE and AuthIP IPsec Keying Modules手動 (トリガー開始)
IPsec Policy Agent手動 (トリガー開始)
KtmRm for Distributed Transaction Coordinator手動 (トリガー開始)
Microsoft Account Sign-in Assistant手動 (トリガー開始)
Microsoft Passport手動 (トリガー開始)
Microsoft Passport Container手動 (トリガー開始)
Network Connectivity Assistant手動 (トリガー開始)
Network Setup Service手動 (トリガー開始)
Portable Device Enumerator Service手動 (トリガー開始)
Sensor Monitoring Service手動 (トリガー開始)
Sensor Service手動 (トリガー開始)
Smart Card手動 (トリガー開始)
Spot Verifier手動 (トリガー開始)
WarpJITSvc手動 (トリガー開始)
Windows Biometric Service手動 (トリガー開始)
Windows Encryption Provider Host Service手動 (トリガー開始)
Windows Error Reporting Service手動 (トリガー開始)
Windows Update手動 (トリガー開始)
Windows カメラ フレーム サーバー手動 (トリガー開始)
Windows ライセンス マネージャー サービス手動 (トリガー開始)
埋め込みモード手動 (トリガー開始)
App Readiness手動
Application Layer Gateway Service手動
Application Management手動
AppX Deployment Service (AppXSVC)手動
Background Intelligent Transfer Service手動
CaptureService_2393f手動
COM+ System Application手動
ConsentUX_2393f手動
Diagnostic Service Host手動
Diagnostic System Host手動
Enterprise App Management Service手動
Extensible Authentication Protocol手動
Function Discovery Provider Host手動
Google Chrome Elevation Service手動
Google Update サービス (gupdatem)手動
KDC Proxy Server service (KPS)手動
Microsoft (R) 診断ハブ標準コレクター サービス手動
Microsoft iSCSI Initiator Service手動
Microsoft Software Shadow Copy Provider手動
Microsoft Storage Spaces SMP手動
Microsoft Store インストール サービス手動
Network Connections手動
Optimize drives手動
Performance Counter DLL Host手動
Performance Logs & Alerts手動
Print Spooler手動
Printer Extensions and Notifications手動
PrintWorkflow_2393f手動
Problem Reports and Solutions Control Panel Support手動
Quality Windows Audio Video Experience手動
Remote Access Auto Connection Manager手動
Remote Procedure Call (RPC) Locator手動
Resultant Set of Policy Provider手動
Secondary Logon手動
Smart Card Removal Policy手動
SNMP トラップ手動
Special Administration Console Helper手動
Still Image Acquisition Events手動
Storage Tiers Management手動
System Guard ランタイム モニター ブローカー手動
Telephony手動
Virtual Disk手動
Windows Defender Advanced Threat Protection Service手動
Windows Event Collector手動
Windows Image Acquisition (WIA)手動
Windows Installer手動
Windows Media Player Network Sharing Service手動
Windows Modules Installer手動
Windows Update Medic Service手動
Windows セキュリティ サービス手動
Wired AutoConfig手動
WMI Performance Adapter手動
クリップボード ユーザー サービス_2393f手動
デバイス フロー_2393f手動
デバイス管理登録サービス手動
機能アクセス マネージャー サービス手動
Software Protection自動 (遅延開始、トリガー開始)
Google Update サービス (gupdate)自動 (遅延開始)
Remote Registry自動 (トリガー開始)

EAを動かすVPSに仮想メモリを設定する

仮想メモリは、実際のメモリを使い果たした際にスワップ(一時退避)する領域のことです。この領域を大きく設定することで、万が一メモリがパンクした際にもダメージを最小限にとどめることが可能です。

 

エクスプローラーで「PC」を右クリックし「プロパティ」を開きます。

左側にある「システムの詳細設定」を開きます。

システムのプロパティが開きますので「詳細設定タブ」の「パフォーマンス」から「設定」をクリックします。

パフォーマンスオプションで「視覚効果」から「●パフォーマンスを優先する」にチェックを入れます。そのまま「詳細設定」タブをクリックします。

詳細設定タブで「変更」をクリックします。

仮想メモリにて「●カスタムサイズ」を選択し、以下のように設定します。

初期サイズ 1024
最大サイズ 2048

「OK」を2回ほど繰り返し、すべての設定を適用させます。

再起動が促されますので、システムを再起動してください。

まとめ

最低限これだけできれば、メモリとCPUリソースを少しでも開放し快適なMT4環境になります。

このMT4稼働環境周りについては他にもネタがあるので別の回で紹介していきます。

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それでは快適なEA生活を!

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