海外FXのXMでは、スタンダード口座とマイクロ口座の2種類が存在します。(ゼロ口座は省きます)
自動売買においてスタンダード口座よりもマイクロ口座の方が優位性があり、より安定して稼ぐことができることがありますが、あまり理解されていませんので解説していきます。
まずはLoop S3 Pro(トラリピ型EA)の仕様を再度理解しましょう。
トラリピ型EAとは
トラリピ型EAは、トラップ(指値注文)を一定間隔で張り、チャートが上下することで
注文→ポジション→決済
を繰り返し利益を出すグリッドトレードと呼ばれる手法の自動売買です。
さらにFXにはSELL(売り)とBUY(買い)がありますので、それぞれのレンジを決め、ポジションを持つ方向に価格が動くと、含み損が増え、中央に戻るときに利益に変わるといったとてもシンプルな仕組みです。
考え方がシンプルだからこそ、1つの条件を満たすだけで必勝のEAとなります。
それは「手持ち資金で足りるレンジを越えないこと」です。
手持ち資金でどれだけのレンジをカバーできて、どれだけのロットが貼れるかは、こちらに計算できるサイトを用意していますので参考にしてみてください。
Loop S3 Pro用 必要資金計算ツール 【ハイレバレッジ海外FX対応】
マイクロ口座の優位性
ここまで理解出来たら、なぜマイクロ口座の方が有利なことがあるのか解説していきます。
XMのマイクロ口座は、スタンダード口座と何が違うのか知る必要があります。
それは発注量が1/100になることです。
分かりやすく言うと、マイクロ口座の1ロットはスタンダード口座の0.01と同じ発注量となります。
基本的にそれ以外は変わりません。
ではそれがなぜ優位性となるのか説明します。
先に説明した通り、必勝の条件となり得るのが「手持ち資金で足りるレンジを越えないこと」である以上、注文の間隔(以降トラップとする)と発注量が決まってきます。
資金的にスタンダード口座の最低発注量0.01でトラップ値幅10pipsとした場合、10pips以上の値動きが無いと次のポジションを持つことがありませんし、ポジションが少ないということは値動きに対する利確の回数も少ないということになります。
発注ロットをさらに細かくすれば、トラップ値幅を狭くできます。
例えばスタンダード口座の0.01を1/10にすると0.001になりますが、スタンダード口座ではそのロットを設定することができません。
マイクロ口座では0.1とすることでスタンダードの0.001の注文が可能です。
ということは、同じ資金量でトラップ値幅1pipsで配置できるということになります。
分かりやすく図にしてみます。
スタンダードでトラップ幅が広い場合
マイクロ口座でトラップ幅を狭めた場合
違いが一目瞭然です。
トラップ値幅が広い場合、値動きによっては、ポジションを持つ前や利確する前にチャートが戻ってしまうことが多くなり、結果的に平均利益を上げにくくなります。
逆にトラップ幅を狭めたことにより、ポジションおよび利確される機会が大幅に増えることで、安定して利益を上げることができます。
上の例は極端ですが、長期で見ると効いてきます。
他にも、利益が積みあがった際に、ロットを上げたいが、0.01→0.02とスタンダードでは最低でも2倍にする必要がありますが、マイクロ口座では1/100の単位で調整が可能です。
資金が2倍になった場合、ロットも2倍にするのではなく、ロットは1.5倍にとどめることで、利益を増やしていきながらリスクも抑えるといった設定がマイクロ口座ならやりやすいです。
Loop S3 Proの実力
Loop S3 Proは無料で配布しているMT4用のEAです。
申請いただければ誰でも利用することができます。
また匿名で参加可能な利用者同士のコミュニティもありますので、ぜひご参照ください。
お申し込みはこちら